強力な殺菌効果がある蜂蜜蜂蜜の賞味期限は2年以上あります。加工された保存食でもないのにです。
たまに白く固まっていることがありますが、成分が結晶化しているだけで、傷んでいるわけではありません。ラベルの賞味期限を過ぎても風味が落ちる程度で、5年以上経ってもほとんど悪くならないのが蜂蜜です。蜂蜜には強力な殺菌作用があり、殺菌力の強さには2つ秘密があります。
1つ目は、高濃度の糖分が細菌内部の水分を減少させ、繁殖を抑える力を持っていること。
2つ目は、成分として含まれるグルコン酸に殺菌消毒作用があることです。
ちなみにグルコン酸は、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒にも使われている物質です。
擦り傷や火傷の治療に効果的な蜂蜜天然の薬である蜂蜜は、傷の治りを早め、傷跡が残りにくくさせる作用があります。
火傷に塗れば、あまり水ぶくれにならずにすみます。
天然の薬であるハチミツの効果は見直されてきており、医療分野でも、火傷の治療など多くの場面で再び活用されています。あくまで軽い傷の場合での治療法ですが、応急手当として蜂蜜を塗ってみてはどうでしょう。
口内炎の治療に効果的な蜂蜜口内炎の治療には、口の中を清潔に保つことが大切です。
蜂蜜には強力な殺菌効果があるので、蜂蜜を口内炎の上に塗ると効果的なのです。
蜂蜜を溶かした蜂蜜水で、うがいをするのもいいでしょう。
口内炎の原因にはビタミンB1、B2の不足があげられます。
蜂蜜はビタミンB1、B2を豊富に含んでいるので、食べても口内炎の治療に役立つのです。
二日酔いの予防と解消に効果的な蜂蜜蜂蜜に含まれる果糖は、肝臓内のアルコール分解を助け、血中のアルコール濃度を下げる働きを持っています。
さらにハチミツに含まれるコリンやパントテン酸には肝臓を強化する作用があるのです。
ですから、二日酔いの防止や解消にとても効果的なのです。
ノドの調子に効果的な蜂蜜蜂蜜を溶かした蜂蜜水はうがい薬としても効果的です。
蜂蜜に含まれているグルコン酸にはお茶のカテキンと同様に、殺菌作用があります。ノドの調子が悪い、咳が出る、風邪っぽいというときは、蜂蜜水でうがいしてみましょう。
不眠症に効果的な蜂蜜眠りたいのに眠れない・・・そんなときは蜂蜜入りのホットミルクを飲んでみましょう。
現代人の不眠症の原因はストレスだと言われています。
ストレスを緩和し、心の興奮を鎮めてくれるのがセロトニンという物質なのですが、セロトニンは身体の中で作られます。このセロトニンの分泌を増やせば、ストレスを抑えぐっすり眠れるようになるというわけです。セロトニンの原料となるのは「トリプトファン」という必須アミノ酸です。この原料「トリプトファン」がたっぷり含まれているのが牛乳なのです。そして、蜂蜜に含まれる「ブドウ糖」は牛乳の「トリプトファン」を身体に吸収されるのを助ける効果があります。蜂蜜と牛乳で、ストレス解消そして安眠効果・・・言うことなしです!!
便秘に効果的な蜂蜜便秘になると、腸に溜まった食べ物のカスが腐って、嫌な臭いのする有害物質が生じます。
これによって、おならがひんぱんに出るようになる上、臭いが強烈になります。
これらの有害物質には、発ガン性のある物質もありますし、神経に害を及ぼす成分もあり、頭痛・肩こり・腰痛を起こし、老化を進めたり、成人病を引き起こす原因にもなります。
さらに体の表面では、肌荒れや吹き出物ができやすくなるという、女性にとっては深刻な被害をもたらします。
そこで登場する助っ人がハチミツです。普段からハチミツを食べていれば、腸内環境が整えられ、便秘の解消と予防に効果的です。
下痢の解消や防止に効果的な蜂蜜腸の中の善玉菌が少なくなって、悪玉菌に負けてしまうと、腸の働きが悪くなって、便秘や下痢といった症状が出てしまいます。善玉菌の代表格がビフィズス菌と呼ばれる細菌なのですが、ビフィズス菌は乳酸菌の中のひとつで、アミンやアンモニアなどの 有害物質の発生を抑える働きがあります。蜂蜜にはこのビフィズス菌を増やす作用があります。ヨーグルに蜂蜜を混ぜて食べるとヨーグルと中のビフィズス菌との相乗効果でさらに効果が倍増します。
動脈硬化を防ぐ蜂蜜動脈硬化とは血の通り道である血管の層が厚くなったり、硬くなったりして血が流れにくくなった状態のことです。
ふとしたことで血管が詰まって、そこから先に血が流れなくなり、これが心臓や脳などの重要な器官で起こると、心筋梗塞や脳血管障害を引き起こし死亡してしまうことさえあります。
この動脈硬化を防いでくれる働きが蜂蜜にはあります。
蜂蜜に含まれるコリンは、血管を拡張させて血圧を下げる働きと、血管壁の悪玉コレステロールの沈着を防いでくれる働きがあります。
同じく、蜂蜜に含まれるカリウムは、塩分を摂りすぎて高くなったナトリウムのバランスを整えてくれます。
ナトリウムを摂りすぎると血液量が増え、血圧を上昇させてしまうのです。
これを事前に制御してくれるのがカリウムです。その結果、塩分の摂りすぎによる高血圧の予防につながります。
このコリンとカリウムの効果で、蜂蜜は動脈硬化を防いでくれるというわけです。
疲労回復に効果的な蜂蜜ハチミツは吸収が早く、すぐにエネルギーになってくれるという特徴があります。ハチミツに含まれる糖分、ブドウ糖と果糖は、それ以上、分解する必要がないので短時間で身体に吸収されるのです。スポーツをした後は、疲れた体を回復させる為に、いち早く運動によって消耗されたエネルギー、 水分、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、カルシウムなどを摂取することが基本となっています。スポーツの後に、蜂蜜入りのドリンクや蜂蜜漬けのレモンなどを摂取するのは、疲労回復に効果的だったというわけです。
美肌効果の蜂蜜の使い方蜂蜜は吸水性が高く、保湿力にも優れていて潤い効果がバツグンです。
浸透性もあるので、肌につけるとみるみる肌内部に浸透して、潤いたっぷりにしてくれます。
さらに、アミノ酸、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB群などの水溶性ビタミン、 ミネラルではカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などが、豊富に含まれており、肌を健康にしてくれます。
市販の蜂蜜成分配合の化粧品や石鹸を購入するのもいいのですが、 普段使っている石鹸やボディソープにハチミツを1滴垂らして使うのも効果的です。
また、肌の荒れや手の荒れが気になるなら、ハンドクリームやフェイスクリームに蜂蜜を少量まぜて使うといいでしょう。
もちろん蜂蜜だけでも肌荒れ、手荒れに効果がありますが、クリームと合わせて使うことでさらに効果がアップします。
多少のべたつきがあるので、お出かけ前ではなく寝る前のお手入れとしてご利用することをオススメします。
美しい髪になるための蜂蜜の使い方髪の潤いにも蜂蜜は効果をもたらしてくれます。
普段使っているシャンプーやリンスの中に蜂蜜を少量まぜて使うと、蜂蜜の菌が髪を清潔に保ち、 保湿効果で髪に潤いを与え、内部に浸透して内側から状態を整えてくれます。
蜂蜜は天然のトリートメントとなるのです。
あらかじめシャンプーやリンスのボトルの中に蜂蜜をまぜる場合は、400ccあたり大さじ1杯が目安です。
ぷるぷるの唇になるための蜂蜜の使い方いつの間にか唇が荒れて、カサカサになっていることがありますよね。
そんなときは、蜂蜜リップクリームがオススメです。
使い方は蜂蜜を唇に塗るだけです。
荒れが治り、水分をキープしてくれるため美しいぷるぷるの唇になれます。
時間があるときは、蜂蜜を塗った上に小さく切ったラップを貼り、唇パックなどどうでしょう。天然成分の蜂蜜なら口に入っても安心ですね。
食べて美肌になる蜂蜜は肌に塗って身体の外側から肌を美しくしてくれるだけではありません。
食べることによって、身体の内側からもキレイな肌をもたらしてくれるのです。
蜂蜜には肌の健康に不可欠なビタミン類(ビタミンB2、B6、C)を大量に含んでいます。また、これらのビタミンは健康な皮膚、髪、爪、歯を作り成長を促進するので、 発育期のお子さんや妊婦さん、授乳中の方にも不可欠な栄養となるのです。
食パンにつけたり、ヨーグルトやミルクに入れたりと普段から手軽に食べれるように蜂蜜を用意しておきましょう。
※体内にまだ十分に抵抗力が出来ていない一歳未満の乳児には与えないでください。